喫煙による健康や妊娠への影響とは?未来のために知っておきたいこと

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「喫煙って健康にどんな影響があるの?」「妊娠前にたばこを吸ってしまったけれど大丈夫?」「加熱式たばこは平気?」と不安や疑問に思う方もいるでしょう。

喫煙は生活習慣病などの健康リスクに加え、妊娠や赤ちゃんなどにも影響する可能性があることがわかっています。

この記事では、将来の健康やライフデザインを考えるうえで知っておきたい喫煙の知識や影響、注意したい受動喫煙などについて解説します。

  • #生活習慣

喫煙による身体への影響

喫煙はがんをはじめ、脳・心臓などの病気である循環器疾患、肺の病気である呼吸器疾患、糖尿病、歯周病など多くの病気と関係しています。

喫煙者本人への主な健康への影響

喫煙は予防できる最大の死亡原因であることがわかっています。

また、喫煙を始める年齢が若いほど、健康被害が大きく、たばこに含まれるニコチン依存も強くなります。10代から吸い始めた人は20代で吸い始めた人よりも、20代で吸い始めた人は30代で吸い始めた人よりもニコチン依存度の高い人の割合が多くなっています。若いうちに吸い始めた人は、よりたばこをやめにくいと考えられます。

受動喫煙について

自分が喫煙をしていなくても、他人の喫煙によりたばこから発生した煙にさらされてしまうことを「受動喫煙」といいます。喫煙者が吐き出す煙にも、ニコチンやタールはもちろん、多くの有害物質が含まれています。本人が吸っていなくても、受動喫煙をすれば、肺がんや虚血性心疾患、脳卒中のリスクが上がるとされています。

さらにこどもの場合、乳幼児突然死症候群や呼吸器疾患、中耳炎を引き起こすことが指摘されています。また、妊婦さんの場合、早産や低出生体重児のリスクが上昇します。

喫煙による妊娠や出産への影響

妊娠についての影響

女性の場合、たばこに含まれる有害物質は卵巣機能を低下させ、卵子の質にも悪影響を与えることが知られています。また、喫煙者の女性は閉経が早まることにより生殖期間が短くなります。

男性の場合も、精子の質を著しく低下させることが知られており、精子のDNAに損傷を与えることが研究で明らかになっています。

カップルのどちらかが喫煙していると、妊娠までの期間が長くなることが報告されています。そのため、妊娠前から妊婦さんとパートナーがともに禁煙することが大切です。

妊婦・赤ちゃんへの影響

喫煙による赤ちゃんへの影響

妊娠中の喫煙は、妊婦さんだけでなく赤ちゃんの発育に対する悪影響も心配されます。喫煙している妊婦さんは、喫煙していない妊婦さんと比べ、早産や流産、死産や生後1週間以内の赤ちゃんの死亡の危険性が高くなっています。さらに生まれた赤ちゃんが低出生体重児となるリスクは約2倍になります。

また、妊婦さんからお腹の中の赤ちゃんへ栄養を送る胎盤にトラブルが生じる危険性が高くなります。子宮の入口を胎盤がふさいでしまう前置胎盤や、赤ちゃんが生まれる前に胎盤がはがれてしまう常位胎盤早期剝離などのリスクが上昇します。これらは妊婦さん本人と赤ちゃんの命に関わる合併症となる可能性があるので注意が必要です。

さらに、赤ちゃんの先天的な異常(口唇裂・口蓋裂、先天性心疾患、手足の欠損、腹壁破裂、停留精巣、斜視など)のリスクも上昇すると報告されています。

妊婦さん本人の禁煙はもちろんですが、受動喫煙による影響もあるのでパートナーの禁煙も大切です。

加熱式たばこについて

加熱式たばこは電気的に加熱して発生させたニコチンを吸うたばこ製品です。喫煙者本人や周りへの健康影響や臭いなどが紙巻たばこより少ないという期待から、使い始める人がいます。しかし、ニコチンおよび発がん性物質に晒されるという点で健康への影響には懸念があります。そのため、喫煙者や受動喫煙者の健康に悪影響を及ぼす可能性が否定できないと考えられます。

最後に

喫煙は、妊娠や出産だけでなく、将来の健康にも影響を及ぼします。

思い描くライフデザインの実現や未来の健康を守るためにも、たばこが及ぼすリスクを理解することが大切です。

禁煙への取り組みは、自分自身はもちろん、パートナーや大切な家族の健康を守ることにもつながります。

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