
プレコンセプションケア(略してプレコン)とは、「性別を問わず、適切な時期に、性や健康に関する正しい知識を持ち、妊娠・出産を含めたライフデザイン(将来設計)や将来の健康を考えて健康管理を行う取り組み」 のことです。
あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、この「プレコン」は、全ての世代の人々にとって大切な考え方です。自分自身の身体や将来を見つめるきっかけとなり、より良い人生設計や健康づくりにもつながる視点が詰まっています。
「プレコンセプションケア」とは?
プレ・コンセプションケアは、
「プレ(前)」
+
「コンセプション(妊娠)」
直訳すると「妊娠前」のケアという意味になります。
しかし、こども家庭庁の考えるプレコンは妊娠を望む人に限られた取り組みではありません。
「妊娠前に限らず、日頃から性や健康について正しい知識を持ち、自分の身体を大切にすることが、生涯にわたる健康づくりにもつながる」という考えから、性別やライフステージを問わず、全ての人にとって自分の健康と未来のために大切な取り組みとしています。
結婚や妊娠・出産、子育ては、それぞれの価値観や考え方が尊重されるべきものです。 ただ、将来、妊娠・出産を望んだとき、「選べる自分」でいるためには、正しい知識を、適切な時期に知っておくことが必要です。
また、妊娠・出産を望まなくてもプレコンは「自分の心と身体をどう守るか」にも関係しているため、全ての人に関係してきます。
こんな悩みや疑問はありませんか?

これらはプレコンに関する悩みや疑問の一部です。まずは日々の暮らしの中で感じていることに向き合い、 正しい知識を知り、意識して過ごすこと。それがプレコンの第一歩になります。
プレコン できることからはじめよう!
今の生活習慣や健康状態は、将来の妊娠・出産、赤ちゃんの健康、そして自分自身の健康に影響を与える可能性があります。
そのため、早い段階からプレコンについて「知る」ことが大切です。 「プレコンセプションケア・チェックシート」を活用し、今の自分がプレコンを意識できているかチェックしてみましょう。

「プレコンは女性だけが意識すればよいこと」だと思っていませんか?男性の今の生活習慣も、将来の自身の健康だけでなく、パートナーの妊娠や赤ちゃんの健康に影響を与えることがあります。
また、いつか大切なパートナーができたとき、支え合っていくためにも、お互いの身体や健康について知っておくことが大切です。

気になることから取り組み、チェックをつけられる項目を少しずつ増やしていきましょう。
困ったときは相談窓口の活用も
プレコンセプションケアに関する悩みや不安がある場合は、自治体などの相談窓口を利用することもできます。お近くの相談窓口にご相談ください。
(新しいタブで開きます)最後に
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