自分の身体を守るために 避妊について

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避妊について、実はあまりよく知らないという方も多いのではないでしょうか。

避妊とは、「望まない妊娠」を防ぐための方法です。自分の身体を守ることや、ライフデザインの実現のために大切です。

この記事では、自分とパートナーに合った避妊を行うための正しい知識をお伝えします。

  • #避妊

避妊の方法

避妊は女性だけ、あるいは男性だけの責任ではありません。パートナーとお互いの身体や将来について話し合い、二人が納得できる方法を選択することが重要です。

避妊にはいくつかの方法があります。

避妊方法(避妊具)の例

低用量ピル及びミニピル

低用量ピルは女性ホルモン(エストロゲン、プロゲスチン)が含まれた薬で、ミニピルは女性ホルモン(プロゲスチン)が含まれた薬です。

▼メリット

  • 正しく服用すれば、100%ではないが、ほぼ確実な避妊効果が期待できる
  • 女性が主体的に避妊することができる
  • 生理痛の緩和、生理周期の安定、月経前症候群(PMS)の改善、にきびの改善なども期待できる
  • 妊娠を希望する場合は、服用を中止すれば排卵が再開する

▼デメリット・注意点

  • 飲み忘れると避妊効果が低下する
  • 吐き気や不正出血などが起こることがあるが、その後飲み続けるとよくなることが多い
  • 静脈血栓塞栓症※の頻度がわずかに増加するものがある
  • 性感染症予防にはならない
下肢(ふくらはぎや大腿部)などにできた血液のかたまり(血栓)が、血流にのって肺の血管につまり、胸痛や呼吸困難などをきたす病気

銅付加子宮内避妊用具(IUD)/レボノルゲストレル放出子宮内システム(LNG-IUS)

医師により子宮内に小さな器具を挿入する方法です。

▼メリット

  • 高い避妊効果がある
  • 一度挿入すれば、5年程度効果が持続する
  • 女性が主体的に避妊することができる
  • 毎日薬を飲む手間がない

▼デメリット・注意点

  • 医療機関での処置が必要で、挿入・抜去は医師が実施する
  • 定期的な診察が必要になる
  • 不正出血などが起こる可能性がある
  • 性感染症予防にはならない

コンドーム

薄いゴム製やポリウレタン製の袋を男性器に装着し、射精した精液が腟内に入るのを防ぐ方法です。

▼メリット

  • ドラッグストアなどで購入することができる
  • 性感染症(STI)を予防できる

▼デメリット・注意点

  • 一般的な使用をした場合、避妊の失敗率は18%程度
    ※理想的な使用をした場合、避妊の失敗率は2%程度
  • コンドームが破れたり、途中で外れたりする場合がある
  • 男性主体の避妊方法である

男性側は望まない妊娠や性感染症を防ぐために、必ずコンドームを使用しましょう。

女性側も避妊の希望がある場合は、パートナーにしっかりと意思表示することが大切です。女性が主体的にできる避妊方法も考慮してみましょう。

アフターピル

避妊に失敗した、または避妊なしで行った性交後に、緊急で妊娠を防ぐ方法として「緊急避妊薬(アフターピル)」があります。

性交後、72時間以内に、できるだけ速やかに内服します。日本での調査では、妊娠を阻止できる確率は80%程度と報告されています。副作用として、不正出血や吐き気、頭痛などがみられます。

医療機関やオンライン診療で処方されます。また、令和7年10月にOTC医薬品としても承認され、近く、薬局やドラッグストアでの購入も可能になる見込みです。

最後に

避妊は、自分の心身と未来を守るための大切な選択です。

望まない妊娠を防ぐためにパートナーとも話し合い、適切な避妊を行いましょう。

「婦人科へ行くのはハードルがある」、「自分は病院に行った方がよいか迷う」方などは、自治体の相談窓口を利用することもできます。

保健師や助産師などの専門職が、心身の状態や健康面の不安について相談を受け付けています。お近くの相談窓口にご相談ください。

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